<旅を始める前に>

探査機はやぶさの再突入の映像は
ご覧になりましたでしょうか?
長い旅の末、地球に帰ってきたはやぶさが
無数の光となって散っていく映像です。

自分が宇宙のことが好きになったのは
あれがきっかけでした。

涙がでてしまったんです。
あんなに美しく儚いものがあるなんて。



はやぶさ <天井につるしてある、光るはやぶさ模型>

それから、はやぶさの残した記録を追いかけるようになりました。
ネットで調べたり、はやぶさの本を読んだり。

それだけでは飽き足らず、模型のある博物館やJAXAの施設を訪れ、
帰りには宇宙グッズを買い集めたりしました。

さらには隕石をストラップにしたり、リポビ○ンDを箱買いしたりと
・・・なんだかわけの分からない方向に。





それでも足りないものがありました。
それは、“体験”していないことです。
テレビやネットを通じるのではなく、自分の目、耳で体験したい。
ちょうど、好きなミュージシャンがいて、その音楽ばかり聴いて、
生のコンサートに行きたくなった。そんな感じかもしれません。

イトカワの微粒子発見で、そんな思いを強くした自分は、
一つのニュースを見つけました。
「2011年1月20日 こうのとり2号機打ち上げ」

もう、これしかありませんでした。
場所ははるか彼方の種子島。季節は寒さ厳しく、天候の悪い冬。
ハードルが高いのは明らかでしたが、今しか行く時はないと思いました。

東京のJaxaiで行われた、こうのとり祭りに行き
コミックマーケットでロケット関係の同人誌を購入し
野宿用に役立つものを思いつくだけバッグに詰め込み
最後には職場近くの寺で神頼み。





中野区のお寺 <お参りに行った東京のお寺>

晴れてください
晴れてください
1月20日、23日、種子島
晴れてください
晴れてくれー!!


こうして種子島への旅が始まりました。

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