○3月15日(暗澹)
なんか、くら〜い気分です。
嫌なこと思い出したり、どうにもならないこと悩んだり、
そういう時ってあります。
そういう類の悩みってあげればきりがないのですが、
解決できるものでもないので増える一方です。
忘れるしかないんですけどね。
気分転換に見たJAXAのホームページで、補給船こうのとり(HTV)
の準備状況が報告されてました。順調に進んでいるようです。
ただ、夏は遠いなあ・・って思ってしまいます。
5月の金輪日食も、まだまだ2ヶ月も先の話ですし。
(それでも色々な所で宣伝されてますね。)
おとといの夜空、金星と木星(?)が並んで光っていたのは
見てびっくりしました。
なかなかあんなに強い光を放つ星が2つも揃うことありませんから。
ああいう、ちょっとした天体ショーが気まぐれのようにあるといいです。
今度の休みはプラネタリウムでもいこうかなー。
○3月12日(はやぶさ2のピンチ)
どうするんだろう・・という感じです。
週プレNEWSに載っていたのですが、はやぶさ2の予算が
60億しか確保できてないとのことです。
これは自分が知る限りではH2Aロケットの打ち上げ費用を満たすかどうか
くらいの金額。(記事ではH2Aの打ち上げには約100億とされていました。)
つまり肝心の探査機開発費がまったく確保できてない。
打ち上げ予定の2014年っていったらあと2年です。
時間もお金も足りない。
1年30億確保できたとしても・・、初代はやぶさの開発費の約2分の1。
むちゃです!!
これでも実現させようとするなら、
初代はやぶさをそのまま新しく1台作って、
開発費を浮かせるぐらいしか・・。
しかし、はやぶさの工学実験の成果をまったく生かせない
ほぼ10年前の設計の機械を作っても、なんの進歩が?
馬鹿なことを考えてしまいました・・。
でも、そのくらい厳しい事態だと思います。
開発を新型のイオンエンジンにしぼって、
残りの機器をできるかぎり既存の技術で作って・・。
想像しただけで、もがきたくなる気分です。
それでも、JAXAはきっとやってしまうだろう、と
素人考えですが、自分は思っています。
今、予算がないから挑戦しない、という選択肢はありえませんから。
小惑星のサンプルを取ってくる、といったような
具体的な成果がなければ、予算は削られます。
予算が減る→打ち上げられない→成果があがらない
→予算が減る→打ち上げられない→成果があがらない
というジリ貧スパイラルに陥るわけです。
将来の予算を維持するためにもJAXAは
成果をあげる探査機を打ち上げ続けなければならない。
震災一周年という時に、宇宙のことよりも
復興のことを考えろ、というのも正論だとは思います。
そちらの方に予算を回すべきだというのも。
ですから、政府が予算をもっと宇宙開発に割くべきだとは言いません。
ただ、これ以上は削らないで欲しい。
せっかくここまで来たのですから、潰さないで欲しい。
そんな思いです。
まあ、こんなことを書いてるのも
将来、自分がはやぶさ2の打ち上げを見に行って
カプセルが帰還するのを見たい、という、
そんな勝手な夢があるから、なんですけどね。
○3月11日(とびもの学会)
今日行ったとびもの学会でしたが・・、濃かったです。
お宝参加コーナーを見てみたのですが、
本物のロケットの一部や映画に使われた小物なんかが
並んでいて、とても自分なんかが持っている物など
並べられる雰囲気では無かったです。
持ってる人は持ってるんですね・・。
ロケットの同人誌を買いがてら、色々話もきいてみました。
種子島の恵美の湯という場所で撮ってらっしゃる方が2名ほど
いらっしゃって、写真も綺麗でした。
ただ午前の撮影は2タネでも書いたとおり、やっぱり逆光が
厳しく撮るのが難しいとのこと。午後の遅い時間帯になると
いい、ということを話してらっしゃいましたね。
(補正もだいぶしたとのことでした。)
あとは、飛んでる所を大きく撮ってる写真があったのですが、
これはレーシングカーや鉄道の写真を普段から撮って練習して
勘を磨いてるそうです。あとはやっぱりカメラの性能も影響
してくるとか・・。
あとはレンズは35mm換算で600とか聞きましたが・・。
むむむ。
新型のカメラでEOS5DMARKVというのが出る予定なのですが
、
連写性能だけ見ると6コマ/秒、と今もっている7Dより
ちょっと遅いくらいなんですよね・・。
この値段なら10コマ/秒のちょっと前のプロ機が買えて
しまいますし・・。どうなんだか。
他には、「おかえりはやぶさ」も見てきました。
映画にでてる子供達がはやぶさのことに
詳しすぎて少し引いてしまいましたが、
3Dの映像は迫力あったです。音楽も面白かったですし。
初めて見る母も「分かりやすかった」と言ってました。
さて、明日からまたお仕事。
無事に乗り切りたいものです。
○3月10日(暗躍)
あお〜〜〜〜ん!!
草木も眠る丑三つ時。
「そちもわるよのう、越後屋。」
「いえいえ、お代官さまほどでは。」
ふっふっふ。
悪が計画を練る時間は“真夜中”と相場が決まっておるのですよ。
マッドサイエンティストの鉄則!
こういう時にこそ、何かが閃いてしまう!
明日のとび物学会ですが、
浜松町で行われる航空宇宙関係の同人誌販売イベントです。
ここには、ちょっとしたコーナーがございまして、
「お宝参加」というコーナーがあります。
ここでは参加者が自分の持っている珍しいものを展示することができ
ます。ここに、さりげなくハツタネ!のコピー本を、混ぜてしまおうと・・。
ひっひっひ。我ながら、なんと姑息な手。
ひそかにチョコレートの中にわさびを入れて出す弟になった気分です!
それはともかく・・、
ロケットの打ち上げ見学の同人誌はそれなりにあります。
金木犀(きんもくせい)という方のロケット見学案内
はずいぶん参考にさせてもらいました。
自分も3回くらい行ったら、全部ひとまとめにして同人誌にでも
してみてもいいかもしれませんね。
○3月9日+α
今週最後の仕事は、基本的なことで失敗な感じでした。
できて当たり前のことができないって悲しいです。
繰り返したくは無いですけど、
きっとまたやっちゃうんだろうなあ。
落ち込んでもいられません。
明日は映画「おかえり はやぶさ」公開日!
明後日は浜松町で「とびもの学会」!
(航空宇宙関係の同人誌とか販売するイベントらしいです。)
気持ちを切り替えていかないと。
そういえば、最近雨が多いせいもあって
写真あんまり撮れてないんです。
明日も東京は雨かも・・。
○3月9日(H2Bロケット3号機の民間委託)
朝日新聞デジタルによりますと、今年の夏打ち上げ予定の
H2Bロケット3号機が報道陣に公開された模様です。
H2Bロケットは、去年の1月に「こうのとり」の打ち上げを
見に行った「ハツタネ!」の時のロケットです。
水などの物資を積んだ状態なら10tを超えるこうのとりを
ISS(国際宇宙ステーション)まで運ぶことのできる
現段階では日本最大のロケット。その全長は57mにもなります。
今回、打ち上げに成功すれば4号機以降は
三菱重工業が製造から打ち上げまでを任されるようになる
予定だそうですが・・。
早い気がします。
H2Aロケットも民間委託されているのですが、
これは13号機(月周回衛星かぐやの打ち上げの時のロケット)
になってからの話。
H2Bロケットは今まで20機も打ち上げられているH2Aロケットの
技術を元に作られたロケットなので、それを考慮していいのかも
しれませんが、正直「3回成功したら」というのは・・。
これで商業的にも外国の人工衛星を打ち上げるビジネスに
活用できる、と関係者は話していますが
ロケットは失敗がつきもの。
自国の衛星で打ち上げ回数を重ね、しっかり信頼度を高めてから
でないと難しいのではないか、と思います。
やっぱり時期尚早な気がしてなりません。
心配しすぎなのかもしれませんが。
○3月8日(ロケットのイベント)
3月下旬にロケットに関するトークショーのような
ものが行われるようなので応募してきました。
今から楽しみ。
ロケットの打ち上げを見たことはあるものの
詳しいことはまだまだ分かっていない自分。
六甲おろしは歌えるものの、選手の名前は二、三人しか
でてこない野球ファンみたいです。
「ろっこうおろ〜しに〜、さ〜っそ〜と〜♪」
あー、大阪が懐かしい。
向こうでは、天気のかわりに阪神の話題がでるような
そんな雰囲気すらありましたから。
それは置いといて・・、
また行くつもりなら、ロケットのことを
少し学んでおいた方がいいかもなあ、という気持ち。
ロケット好きという、世間ではマニアックな部類の
人々が集まりそうだなーという期待。
同好の士というものは欲しいものです、やっぱり。
今度はなにか面白い出会いがあるかなあ?
○3月7日(2タネかんせ〜い)
2011年12月に行われました種子島の
ロケットの打ち上げ記がようやく完成しました。
もう3ヶ月たってますね・・。
作るのに手間取ってすみません。
サイトの閲覧者数も400人間近まで
きました。1日のサイト閲覧者数を
見て考えれば、ほぼ同じ人が100回
くらい見てくださってるはずで・・。
ほんと地面に突きささるくらい
頭を下げなくてはならない所です。
ありがとうございます。
なかなか面白い話題とか転がってませんが、
これからも出来る限り、ましな文、写真を
作っていきたいと思いますので、よろしく!
○3月6日(毎度毎度の午前3時)
起きてしまうんです・・。
困ることではないですけど。
JAXAのHP(あかつき特設サイト)で、
金星探査機あかつきのTwitterを眺めてます。
これは、あかつきとイカロスが打ちあがる前から始まっているもので、
両機が自分の状況などをつぶやいている(?)ものです。
現在はバッテリの調整をしてるみたいですね。
臼田のアンテナとの交信がうまくいっているかどうかなど
結構詳しい情報を流しています。
探査機がツイッターする時代に生まれたのも面白い話です。
自分はまだついていけてないのですが、
そろそろこういうものにも頼らないといけないのかな、
とも思います。どちらかというと情報は探すのではなく
勝手に流れてくる時代ですから、自分から情報発信して
いかないと見つけてもらえない。広大なネットの海を漂うサイトなんて
そんなものかもしれません。
宇宙空間を漂う人工衛星みたいな話ですが。
ま、ものは試しですね。
3月5日以前の日記へ
「初の種子島ロケット打ち上げ見学」TOPへ