大宮の鉄道博物館には「ROCKET」という名前のついた蒸気機関車の模型がある。
異様に長い煙突をつけた、素朴な作りの感じがする大昔のSLだ。
ロケットとSL。この2つに何の関係があるのか?
そもそも英語の「ROCKET」には「のろしをあげる」(←英辞郎 on the webより)
という動詞の意味がある。のろしのような煙をあげる機械。そういう所では共通してる。
ロケットが打ちあがる時、下に一気に噴出す煙。
機関車が煙突から上に勢いよくあげる煙。
最新の科学をつめこんだロケットというものを追いかけている自分が
レトロな過去の遺産であるSLを写真に撮るようになったのは、
この“煙”が理由だと思っている。
煙は燃料を直接的に燃焼させる機械にとっては
いわばその機械が今エネルギーを燃やして生きている証なのだ。
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---Smoke & Live「SL」---
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