<復興の地を走る“はやぶさ”>
探査機はやぶさの光に感動したことは前に
触れたと思います。それがきっかけで宇宙に
はまって、1月に種子島に行って。
ロケットのあの光と音を体感することができて
本当に嬉しかったのですが・・。
3月の地震。
自分は東京に住んでいますが、それでも、
あの時の大混乱は、経験したことがないものでした。
揺れる電線。
会社内の混乱。
建物から避難する人と留まる人。
そんな光景が、いまだ目に焼きついています。
東北がどうだったのかは
自分には分かりません。
もちろん、テレビなどで見てはいます。
でも、その場にいた人々の緊張、恐怖は・・
“想像を絶する”という言葉しか浮かびません。
あれから約2ヶ月。
ようやく復興の話が流れるようになってきました。
その一つが、4月末の東北新幹線の全線運行再開です。
これを撮ったのはゴールデンウィーク。
埼玉県大宮駅の近くの鉄道博物館の屋上です。
新幹線が来るたびに「きたきた!」と歓声が上がってました。
電車好きの子供達には、たまんないでしょうね。
東北でも多くの人達が歓迎した、と聞いています。
そして、特に自分が興味あった新幹線がこちら。
東北新幹線E5系“はやぶさ”です。(写真:東京駅)
イケメンな横顔。
何が入っているのかと思わせる異様に長い先端部。
未来の乗り物的オーラが、碧の光沢を放ちます。
ちょっと鉄道博物館の新幹線と比べてください。
うーん、同じ新幹線とは思えない・・。
新型のはやぶさは、まさに鳥類の顔立ちですが、
昔ながらの0系(?)新幹線は人間っぽい愛嬌のある顔。
新幹線が東京オリンピック、高度成長期の頃にできた
ことを考えると、もう半世紀近くたっているんですね。
ちなみに、日本初の衛星「おおすみ」が打ちあがった
のも、40年くらい前です。
地を走るはやぶさと宇宙を駆けるはやぶさ。
新幹線と探査機という違いはあれど、
科学技術の成長の象徴であることは
共通していると思います。
そして、予期せぬ困難に出会ってしまった所も。
でも、様々な故障に見舞われた探査機はやぶさは
地球にちゃんと帰ってきましたし
デビューから1週間もたたずに震災にあった
新幹線はやぶさも再び走り出しました。
この困難も乗り越えてほしい。
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